ICU・CCU以外にも専門看護の分野は広がっている

2011-10-03

専門看護の分野は、ICU・CCUなどのように生命を維持するといったような緊急性の高いものから、腸や排泄器官を切除してしまった患者さんに「人工肛門」を設置する場合のケアを行う「ストーマ療法士」、患者さんの回復を援助する「リハビリナース」など多岐にわたっています。前項で述べた老人看護も専門看護の一つの領域といえるかもしれません。特に「ケア・マネジメント」の考え方が入ってきた現在では専門看護の一つに加えられています。アメリカでは、麻酔を専門に扱う「麻酔看護師」という専門職もあります。「ストーマ療法士」は、アメリカで発達した専門看護師で、ET(EnterostomalTherapist=エンターオストマルセラピスト)と呼ばれています。ガンやその他の病気で肛門を取ってしまった患者さんは、腹部の皮膚に穴をあけ、腸を外に出して人工肛門を造ります。その際に、どの位置がいいかをアドバイスしたり、また、造った後の処置やケア、自己管理指導を担当するのがETです。いままで日本にはET養成の学校はなく、アメリカで資格を取得してきたのですが、昭和六〇年に東京築地の聖路加国際病院でETスクールが開校されました。現在一一〇人のETが病院等で活躍しています。看護師の求人詳細はこちらのホームページをご覧ください。また、「リハビリ看護師」は、病気がある程度治って、体を動かして機能を回復させることを患者さんに指導するのが専門の看護師で、一日でも早く家庭に帰れるように計画を立て、OT、PT、STなどの専門家と協力して、社会復帰を心身ともに助ける役割を演じます。このような専門看護師の領域は、これからもいろいろな場面で増えていくと考えられます。臨床看護師の基本をベースにして、自分の適性に合った専門看護師へと、将来、みなさんも挑戦していただきたいと思います。