大学の医局から若い医者を市中病院に派遣する。そうすることによって、その病院を系列化する(学閥を作る)のは、医局ヒエラルキー構造を強化する常套手段である。若い医師の場合、「喜んで」とはいかないにしても、たとえば二年間の辛抱(また大学に戻ってこられる)ということでお勤めを果たす。教授の命令なら、そうせざるをえない。だが、Hの場合は若い医者とは話が違ってくる。後輩がすでに頭越しに助教授になってしまった。
大学病院に復帰する道をほぼ閉ざされた片道切符の出向... の続きを読む
部下を「自律」させようとしても、スキルや知識もない初期の段階ではすぐに成果が出るものではない。デビッドーマクレランドの氷山モデルでいえば第二層にあたる「行動特性・思考特性(一般にコンピテンシーとも呼ばれる部分)」は、実地で時間をかけて、経験や行動を通じて育成していくもので、日々の繰り返しや習慣によって定着させるものと言われている。一方、行動特性・思考特性は、一度身につけば安定性が高いという特性があ
行動・思考の基準づくりは早めに... の続きを読む
「できる人を育てる人」への三つめのポイントとして、そうなることを決意した人の行動の基本を取り上げました。「できる人を育てる人」は一日にして成らずということです。過去数年間、企業のリーダーや管理職の部下育成に関するトレーニングに携わってきた経験から、はっきりと断言したいことがあります。それは、コーチングを学んだのに成果が出ないと言う人は、「学ぶきっかけ」を「学んだ」ことと勘違いしているということです
「できる人を育てる人」は一日にして成らず... の続きを読む
「できる人」にとって、これは非常に腹立たしい問題です。自分にとってあまりにも当たり前のことが、当たり前として認識できていない相手が目の前にいるからです。時間を守る、約束を守る、人の悪口を言わない、わからないことは確かめる、自分の落ち度については謝罪する、上司の指示には従う、お客さんには丁寧に接する、職場では清潔な服装を心がける……。さて、他にどんな当たり前があるでしょう。一緒に考えてほしいのですが
常識の枠組みが形成されている人、いない人... の続きを読む
生活競争が組織されている中では、モノを多く持たせる仕組み、それが豊かさなのだというように私たちは思わされて来ました。私は職業柄結婚式に出ることが多いのですが、卒業生たちから結婚のときの荷物のつくり方というか準備の仕方などの話を聞いていると、最初に若い二人が立てた計画よりもどんどん荷物が膨らんでいくことがわかります。親たちの競争によってです。「先方の家庭にどう思われるだろうか」というようにお互いの家
生活競争が組織されている... の続きを読む