人は化学物質などの影響を幼いときほど強く受けるものです。たとえばサリドマイド(窒素原子2個)という薬禍事件がありました。サリドマイドは安全な睡眠薬として発売され、大人が服用する分には問題がなかったのですが、妊娠した女性が服用したときに、お腹の中で大進化の途中だった胎児が影響を受け、四肢や耳に先天性の障害をもって生まれてきました。サリドマイドの例ほど極端ではありませんが、化粧品もそれと同じです。若いときというのは皮膚が進化している途中です。2、3歳という幼時期の環境によって将来の皮膚が大きく左右されるという医学的な説もあるくらいです。アトピーもその一例でしたね。こういう進化の途中で化学物質の影響を受けると、それは深刻な問題を引き起こしやすいのです。法定色素の毒性や窒素化合物の影響をより強く受けるのは幼少の子どもたちだということは知っておくべきでしょう。
→ 化粧品の詳細
セミは水気の多い地下に潜り、塩辛トンボも沼に潜って成長を待ちます。やがて人間でいえば思春期になると穴や沼から出て、時間をかけながら外気と接し、やわらかい羽や体を徐々に酸化させ固めて一人前の成虫になります。成虫の時間が短くて気の毒ですが……。ヒトもそうです。親の保護下から抜け出し、大人になるための時期が思春期でしょう。この時期に皮脂腺を作り、皮脂分泌を増やして皮膚を固めているのです。昆虫が皮膚を外気にさらして固めているのと同じです。体の外側を補強してから飛び立っていくのです。人も思春期の間に、皮膚を皮脂と外気にさらして固めます。それから社会に飛び立っていくのです。建築中の皮膚や皮脂腺に化粧品で影響を与えたくない。無事大人になった皮膚をさらに2、3年は外気にさらして角質層をしっかりと固め、メイクはそれから始めるべきだというのが僕の持論です。こうすると末永くきれいな肌でいることができます。クレンジングなどバカな化粧品に手を出しさえしなければ……。
→ POLAアンチエイジングはこちら