美容整形外科におもしろい医師がいます。自分の一重まぶたを二重にした「医者の鑑」のような人です。本人がいやがるのであえて名前はだしませんが、このA先生は指導医。つまり若手の医師に技術指導をする医師です。三か月前A先生はある若手の医師に、二重まぶたの手術法を教えました。ところが、いざ実施テストをおこなおうとしたとき、実験台になってくれる人がみつがらなかったそうです。こういう場合は、たいてい看護婦など病院関係者が犠牲(?)になるのですが、その日クリニックにいたのは、幸か不幸かみんな二重の人ばかりでした。「しようがない。ぼくを二重にしていいよ」とA先生は申し出ました。そのときA先生は、自分も手術をすれば患者の気持ちがよくわかり、経過などを説明するときも説得力があると思ったとのこと。この話をあとからきいて、私はちょっと感動しました。