アメリカのギャップやリミテッド

2011-06-20

Yがアメリカのギャップやリミテッドなどを夢見て、広島市の繁華街にユニクロ一号店を出したのは、84年のこと。ちなみにユニクロという店名の由来は、「ユニーク・クロージング・ウェアハウス」(無駄を省いた倉庫型店舗の意)の略称である。もっとも、スタート直後のユニクロは、まだSPAではなく仕入れ品揃え型のカジュアルショップにすぎなかった。Yが本格的なSPAに開眼したのは、86年、安い仕入先を探しに香港へ飛んだ時だ。その出張時に彼は、(当時、米・リミテッドのサプライヤーとしても成功していた)SPA企業「ジョルダーノ社」のジミー・ライ会長を訪ねた。「ライ氏は私と同い年で、いろいろ話を聞いているうちに、自分にも彼と同じようなことができるのではないかと思った。それが(SPAの)始まり」(Y)という。余談だが、その20年後の06年夏、ファーストリテイリングが香港のジョルダーノ社に買収提案を持ちかけた旨の新聞報道がなされた。諸般の事情で結果的に同社は買収を断念したが、もしそれが実現すれば、セブン・イレブンによるかつての母屋「サウスランド社」(米セブン・イレブン)買収にも似た快挙だったかも知れない。閑話休題。