私が最初に出合った速読法は、『頭の回転をよくする読書術』という本の中で紹介されていた「アメリカ式速読術」というものである。現在、読書心理学がもっとも盛んなのはアメリカである。ケネディやカーターが速読法を学んでいた話は有名だが、現在もアメリカの多くの大学が、速読法の講座を開いていると聞く。しかし、その源流はヨーロッパにある読書心理学という歴史的な流れが布石となっていたのである。速読法は、読書の研究の一部として一九世紀半ばから始まった。ドイツのライプチヒ大学教授で、心理学実験室を世界ではじめて創設したことで有名なヴントは、読書を心理学の対象とした最初の研究者であった。彼は、感覚生理学を背景に、被験者の行動を観察する手法で研究を行なった。
[参考サイト]
プロが教える速読術