平均甲幅で見る年令に相当するカニの大きさ

2010-11-16

ズワイガニの甲羅とハサミの大きさを見て、そのカニの生い立ちを知るのは楽しい。カニを食べるハシを休めて、こうした話題に花を咲かすのもいいものだ。雄ガニとその寿命について話を続けよう。ほとんどの動植物でも同じだと思うが、産まれた月日に多少の差があっても、その年に産まれたカニの甲羅の大きさ(甲幅)にそんなに大きな違いはない。これはしかし、性的に成熟するころには、人問的に云えば、食生活、親からの遺伝、ときには心理的なものまで影響して、個人差が大きくなり、同じ歳でも体長や体重はさまざま。ズワイガニも同様で、第二次性徴がはっきりする生後七年目には、甲幅は個体ごとにバラづフである。ところが、同じ年産まれの群れは前年産まれの力二より小さくて次年産まれより大きく、やはり産まれた年ごとに平均的な大きさがある。したがって、この平均的な大きさ(平均甲幅)をそれぞれの年令に相当するカニの大きさとして扱える。