「我が社はグローバルに事業をおこなっています」といえば、世界を相手にビジネス展開をおこなっている将来性のある企業というプラスのイメージを与える。が、これが案外クセモノである。日本がまだチャレンジャーとして、世界へ進出することでどんどんそのポジションを高めることができた時代は、「グローバル化」は企業として発展していることを意味し、やりがいのある仕事はたくさんあった。しかし、日本企業が一度は世界の舞台で優位に立つことのできたビジネス分野において、すでにチャレンジャーの立場ではなくなったものの中には、逆に下から猛烈に追われるケースが多くなっている。転職についてはリクルートエージェントさんのサイトで詳しく説明されています。今やそのチャレンジャーの主役はアジア企業である。例えば、鉄鋼生産で世界トップの座は新日本製鉄ではなく、韓国のポスコである。需要の高まる中国への輸出を拡大しており、またその低い生産コストもグローバル競争で優位に立てる要因となっている。また、従来は日本企業が強みを発揮していた半導体分野におけるDRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)のトップ企業は韓国のサムスン電子であり、日本企業はベスト5に一社も入っていない。価格競争力でも、もはやついていくことができず、赤字を垂れ流す事業に転落したことで、相次ぎ撤退したからである。