不動産担保の安全性が確保されてリバースモーゲージが成り立つ

2011-12-30

民間セクターにとって、リバースモーゲージは新たな金融商品である。金融機関とハウスメーカーは二〇〇〇年代半ばにリバースモーゲージの商品開発と供給に取り組み始めた。リバースモーゲージの仕組みの背景には、高齢者の多くがアウトライトの不動産を保有し、しかし低い所得しかもっていない「ハウスリッチ・キャッシュプア」の状態にあるという見方がある。そして、高齢者の持家は経済的にはほとんど利用されず、凍結したままである(荒川二〇〇三)。

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リバースモーゲージの手法が立脚するのは、「ハウスリッチ・キャッシュプア」である高齢世帯の不動産をキャッシュフローに転化することによって、新しい金融商品を開発し、高齢期の経済安定を促進しようとする考え方である。