日本人の英語は遅れている

2011-07-29

私は二〇年前に、日本人の英語は遅れていると警鐘を鳴らしたが大したことは起こらなかった。それどころか、国語教育大合唱となって、一歩一歩後退していったのが英語教育である。途上国は、植民地主義の経験からも所得向上の意欲からも、英語の普及は圧倒的に早い。二〇年前に学者仲間で比較したら、韓国も中国も日本と同じランクという感じであったが、現在は韓国も中国も英語では二歩も三歩も先を行っている。日本の指導者は恥ずべきである。国語優先というだけで、授業カリキュラムの改革を実行できないで、国語の学力も低下へと導いている。自分が英語が得意でないからといって、品格などという言葉を前面に出し、英語教育をエリート主義とか格差助長などといって、若い世代にさらなる苦難を引き継がせているのである。ちゃんと教育しようという意欲がないばかりに、苦労を若者に押し付けている。