「できる人を育てる人」への三つめのポイントとして、そうなることを決意した人の行動の基本を取り上げました。「できる人を育てる人」は一日にして成らずということです。過去数年間、企業のリーダーや管理職の部下育成に関するトレーニングに携わってきた経験から、はっきりと断言したいことがあります。それは、コーチングを学んだのに成果が出ないと言う人は、「学ぶきっかけ」を「学んだ」ことと勘違いしているということです。
日本創造教育研究所
日本創造教育研究所体験ブログ|日創研のレビュー
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もとより一日や二日の研修で、コーチングの技法が身につくわけではありません。もしもコーチング技法の前提となる自己認識の見直しから始める必要があるなら、なおさらのことです(多くはそれを必要とします)。私自身、人の輝きを引き出す仕事をするための学びは、永遠のものであると思っています。そんな悠長なことを言っていられない……冗上を伸ばすために一日でも早く部下を育てなければ。そんな経営者の声を聞くことも当然あります。しかし結果を出すことと、結果を出すプロセスをどのように踏んでいくかを、区別して考えてくださいと伝えています。目先の結果を出すための最善策は、時として甲子園における高校野球で見られるような、エースピッチャーの過酷な連投のような近視眼的な選択になります。甲子園での優勝を、たとえば企業の株式公開に置き換えてみましょう。とにかく数字を上げて公開を果たし、どこかに会社を売ってキャピタルゲインを手にすればいいのだ。そんなゴールを「できる人」が持っていたら、エースの連投を促す監督のやり方でいいのかもしれません。