家をつくるのは人間だけではありません。鳥は子育てのために藁や小枝を集めて巣をつくるし、熊や狸などの哺乳類も穴を掘ってそこを住みかとします。動物はみんな厳しい自然環境や天敵から自分の身を護るために家をつくりそこで暮らします。人間が家をつくるのもそんな動物たちと基本的には何の違いもありません。人間の家は竪穴式住居に始まり、より快適な住空間を求めて現在のような形になりました。そして、文明の発達によりさまざまな気候条件のもとへ進出していった人間は、動物たちに比べてより多くの外的環境から身を守らなければならなくなったのです。最初は雨風をしのげればよかった家も、移り住む環境に適した家が必要になったのです。